VOL.3 キャンドルは有害?
キャンドル制作で使う“蝋”は「ワックス」と呼ばれています。
そのなかで、キャンドルに一番多く使用されている材料はパラフィンワックスと言って、石油由来のワックスになります。
石油由来と聞くと「有害なんじゃないの?」と心配される方も多いかと思いますが、 結論から言いますと「よく精製されたものは、生き物・自然に対しての十分な安全性が確保されている」と言われています。
しかし、私自身それでも不安に思う気持ちや、もう少し詳しく知りたい!という気持ちが有り、調べてみました。
その中でTimeless Edition様の『キャンドルは部屋の空気を汚染する?パラフィンワックスや合成香料は安全か?』という記事が大変参考になったので、Timeless Edition様の許可を得て、記事を引用させていただきながら、キャンドルの安全性について考えていきたいと思います。
1.キャンドルの使用と健康についての様々な研究結果
本当ならば、「キャンドルの使用で健康を脅かされるというような研究結果はひとつも報告されていない」と言いたいところなのですが、やはり世界中で日々様々な研究が行われていますので、中には残念な研究結果報告もあります。
そのひとつが、アメリカのSouth Carolina State Universityで行われたキャンドルの燃焼実験です。この実験では、 パラフィンワックスで作られたキャンドルから有害物質のトルエンやベンゼンが発生したという結果が出たそうです。
この研究ではパラフィンワックスのキャンドルを頻繁に使用することで、喘息やアレルギー、呼吸器官を刺激する可能性があるという結果が報告されています。
そのほか、複数の研究機関でキャンドルの有害物質についての研究がなされ、倒れにくいように鉛を入れて加工された芯や、キャンドルに添加される合成香料などからも、有害物質が発散されるという結果が出ているそうです。
しかし『最悪な事態を想定しても、健康を害する量ではない』と結論付けている研究もあるようで、キャンドルで使用されるパラフィンワックスや、合成香料に含まれる有害物質はごく微量。 「安全」で「健康に被害がない」と、いくつもの研究結果が報告されているそうです。
では、自然由来のワックスである蜜蝋やソイ(大豆)キャンドルなら、健康に害を及ぼす研究結果が全くないのでしょうか?
…残念ながら、パラフィンワックスより少ないものの、有害物質が発散されるという研究結果報告もあるそうです。ただ、放出されないという意見もあり、近年欧米ではパラフィンワックス主体から自然由来のワックス主体に移行しつつあるといいます。
2.考察
こうして様々な研究結果から、ごく微量ながらキャンドルから有害物質が発散されていることは
事実なのだろうと思います。それがたとえ、蜜蝋やソイ(大豆)ワックスから作られたキャンドルであっても…。
ただ、日常生活で使う分には健康に害を及ぼすほどの影響力はないということなのではないでしょうか。
しかし、本当にワックスに有害物質が微量でも含まれているということなら、やはりキャンドルに使用された材料の“質”によって、その有害物質の量も変わってくるのではないかと考えられます。
キャンドルを選ぶ際には、よく精製されたワックス(不純物が取り除かれている)=上質なワックスが使用されたキャンドルを選ぶということが大事なのではないでしょうか。
3.換気が大事!
とはいえ、販売されているキャンドルの成分表示だけで上質なワックスを見極めるのは難しいと思います。
そこで、誰もが簡単にできるのが、換気です。
普段キャンドルを使用するときは、炎を安定させる為に締め切った環境で灯す事が多いかと思われますが、長時間キャンドルを使用する場合や、密閉された空間(バスルームなど)で使用する時は、時折火を止め、換気をするように心がけてください。
4.おわりに
少し不安な情報もあったかと思いますが、こうしたことも理解して頂いた上で、素晴らしいキャンドルの灯を、これからも楽しんでいけるよう、 適切な距離を保ちながら付き合っていただけたらと思います。
